「インフォーマルコミュニケーション」とは、「何気ない会話」のことです。
飲み会など、「計画性のある会話の場」ではなく、もっとフランクな、「たまたま席が隣になった」、「急に道端であった」などをイメージしてください。
あなたは何気ない会話が得意でしょうか?「目的のある会話なら得意だけど、雑談と言われると何を話していいかわからない!」という人もいるかもしれません。そんなあなたに必見の内容となっています。
インフォーマルコミュニケーションをする意味って??
会話するのが怖い…そんな人こそ「雑談??」
僕が実践している「雑談の練習」
初対面の人にも「積極的に話すべき??」
それでは順に見ていきましょう。
インフォーマルコミュニケーションをする意味って??
何気ない会話なんてめんどくさい、なんて思う人もいるかもしれません。しかし、少しイメージしてみてください。
あなたは仲の良い人と、どんな会話をしますか?
目歴のある会話だけをする人は少ないはずです。なぜなら、人の仲の良さは、コミュニケーションの頻度や回数にかなり左右されるからです(単純接触効果)。つまり雑談を積極的に多く行えば、人と仲良くなれるチャンスが増えます。
さらに、実験心理学の分野では、
「雑談を多くする人は、周りから見ても好印象だし、その人への評価も上がる(できる人に見える)。」
という結果が出ています。このようなことから、雑談を積極的にする意味が見えてきます。
会話するのが怖い…そんな人こそ「雑談??」
しかし、内向的な人など、「人と会話するのが怖い」という人がいると思います。そんな人には、僕も実践しているこちらのマインドセットをおすすめします。
人との会話は、次うまく話すためのゲーム
です。この考え方でコミュニケーションを行うと、「失敗が怖くなくなります」。人と話すことが怖くなったら、必ず思い出してください。人と話すのが楽になり、どんどん話せるはずです。
中高生だったら、「席替え」などがこれを行うチャンスです。また、大学生だったら、「大教室での授業」がチャンスでしょう。雑談をするタイミングは、日ごろの生活に溢れています。
僕が実践している「雑談の練習」
僕が普段からやっている雑談の練習を紹介します。それは、「店員さんと話す」です。立場の性質上、「会話を断られることがない」です。失敗がないなら、練習にうってつけでしょう。
コンビニに行くならレジで「いつもありがとうございます。」、デリバリーを注文したなら「暑い(寒い)中、ありがとうございます。」のように、「お礼を伝える→自分の気持ちを伝える」のも練習の一環です。ぜひ実践してみて下さい。
初対面の人にも「積極的に話すべき??」
上のコラムで、「雑談が多い人は、有能に見える」ということを確認しました。ビジネスの現場では、「仕事仲間との雑談が多い人は、大きなプロジェクトを任されやすい」という結果も出ています。
これは言い換えると、「人から信頼を得ている」ということです。信頼できない人には、何も任せられません。雑談を意識することで、お金で買うことのできない「信頼」を会得することができるのです。お得でしょ。
さらに、この人に助けてもらう能力のことを「社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)」と言います。そしてこれは、「積極的に会話をするかどうか」によって決まります。
このように会話を積極的に行うことで、いわゆる「人間力」が評価される形になってきます。
あなたも、日ごろから、「何気ない雑談」を意識してみて下さい。